十人十色といいますが、移転業務の世界も同様で、お客様ごと、案件ごとに状況はすべて違います。
それは、一般企業様、学校法人様、官公庁様の違いもあれば、研究テーマ、コンセプト、
ご予算、その業務に参画する企業や業態がすべて違うからです。
もう一歩進んだ言い方をすると、移転業務をする側も、移転される側もすべて“人”であるということに尽きます。
では、その“人”を動かす人は誰か? その人によって業務の成否は決まると私どもは考えています。
一通りの経験値やスキルを持ち合わせた人間が実行することはもちろんのことですが、そもそもそのスキルレベルの基準は?そこで果たしてお客様に対してベストの態勢で臨むことができる人間がどこにいるのか?自分は果たしてそんな人間であるのか?
そんな自問自答を繰り返しながら私どもは、日々お客様に対峙させていただいています。
新築案件か、改修案件か、一研究室での案件か、はたまた機器一点の案件か。
設計会社が設計管理をするのか、ゼネコンの設計施工か、移転業務の発注者は誰か、PM/CM業者が絡んでいるのか、設計会社やゼネコンの契約範囲はどこまでなのか・・・
などなど、移転業務を遂行してゆくためには、都度確認し、切り替えなくてはならないポイントは膨大に存在します。
お客様ご自身が顕在的に見えている、予見できているパートとは文字通り氷山の一角でしかありません。ではその見えていない氷山とは何でしょうか?その大きさはどれほどなのでしょうか?
それはすべてお客様ご自身が、その業務内において今後すべきことになるわけですが、そういった潜在的にしなくてはならないことを、最も早い段階で顕在化させることができないと、のちのち問題が発生するということになります。
このFFの段階では、現状をお聞かせいただき、今後の問題点などを見出す場として位置づけしています。
上記のFF同様に、各業態様ごとでのお困りごとが多くあることに対してご対応することと、その業態様のサービスポイントのプラスαとして、また付加価値の増加にお役立ていただくこともサービスの一環としてご提供させていただきます。
物品調査、設備環境調査、関連予算の算定、工程計画、ヒアリング、関連図面の作成、計画案のご提案、各種会議体やワークショップへの参画など、各場面場面で必要となり得る様々な資料作成はもちろんですが、絶対的に必須で求められることは、関わりあう人たちのつながりを円滑にし、安全にストレスなく業務を終える絵を描くことであると思っています。